2004年2月29日日曜日

街の音風景

街行く人々のヘッドホンから流れる音楽を聴くラジオ番組
WIRED NEWS

イギリスとアメリカのラジオ番組で、街中をウォークマンをかけて歩く人達から、聴いている音楽とコメントを収集するという試みが行われた。

どちらも文化的に刺激的な場所なので、単純に面白そうだと思った。何喰わぬ顔で歩いている人が聴いている音楽が、実は「ユーロ・ポップのビートに乗ったシャーマンの祈祷」だったりしたら、面白いじゃないか!
しかし記事を読んでみると、「音楽とは本質的に共同で分かち合うものであり、ヘッドホン・ステレオは音楽による社会体験を損なわせている」という考え方もあるようで、頭の堅い人はそう捉えてしまうようだ。

僕は、ウォークマンは音楽を手軽にどこでも聴けるようにすることで、人々の音楽に親しむ時間を伸ばし、その結果音楽をより日常の中に取り込むことに貢献したと考える。
「共同で分かち合う」という点にこだわるなら、チケットの高騰や音楽を聴く「場」を設置できない社会に原因があるのではないだろうか?

それにウォークマンをしてなくたって、頭の中で音楽が鳴っている人は多いはずだ。

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