2006年11月30日木曜日

So beautiful ! So great ! U2 !! part3 

ボノの呼びかけにより、携帯の光でアリーナをクリスマスツリーに。
携帯カメラじゃ伝わらないな。

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One
僕の中でベストな曲。待ってました。この時を。

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The Fly
アンコール1曲目。今日演奏していない曲で聴きたい曲はまだまだたくさん。

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Angel Of Harlem
ライブも終演に近づいてこの曲。
僕はこの曲を何百回と聴いてきた。感動!

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最後はなんと!One Tree Hillで締めくくり。
これはサプライズだった。
他にも新曲Window In The Skiesを世界で初めて演奏。

ボノの感極まった表情やメンバーの嬉しそうな表情が忘れられない。
U2が好きで本当に良かった。

♪you look so beautiful tonight in the city of blinding lights


So beautiful ! So great ! U2 !! part2 

ボノの声は一時の不調を乗り越え、再び出るようになってきたようだ。
ボブ・ディランが「大地が震えるぐらいの大声」と呼んだ声が。

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スクリーンは見上げる感じで納まりきらない。嬉しい悲鳴。

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ボノは嬉しさを通り越して感動しているようだった。

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アダムは終始笑顔。渋い。クールだ。
こんな風に年を取りたい。

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Sunday Bloody Sunday
U2が掲げる“coexist”熱いメッセージが。

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no more!

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Bullet The Blue Sky
Sunday Bloody Sundayからの流れが素晴らしかった。

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Miss Sarajevo
鳥肌ものの喉を聴かせた後、スクリーンに表示される世界人権宣言

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Pride (In The Name Of Love)
何度聴いてもいい。この辺りの流れはパーフェクト。
良い曲がこれだけ多いバンドは他にはない。
ストーンズもいい曲は多いけど、一辺倒で飽きてしまう。

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So beautiful ! So great ! U2 !! part1

いよいよ8年ぶりのU2。

おしくらまんじゅうで、手振れが激しいのと携帯のカメラなので画素が荒いけど、逆に臨場感が
出たかな。



開演前。まさかこんなに前で見れるとは!

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目の前に!ボォノォ~!!
まわりは興奮の渦。女性はかなり危険な状態。(笑)

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エッジも見えた!メンバーの表情も手に取るように分かる。
写真のイメージよりもっと近い位置。

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♪Hello~ Hello~ Vertigo!

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アダムとエッジ。顔が見えない。(笑)

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最初の興奮は落ち着いて、自分の場所を確保。
メンバーも嬉しそう。

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Sometimes You Can't Make It On Your Own
ボノの父に対する想いが熱く伝わってきた。
「みなさんの父にも捧げます。」

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Bad
8年前と変わらない。いや、最初から変わらない。真摯な想い。

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♪I'm not sleeping~

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2006年11月19日日曜日

麦の穂をゆらす風

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ケン・ローチ作品が好きで、この作品にもいつも通りの期待を抱きつつ観た。
しかしこれほどまでに心を揺さぶられたことは久しくない。

IRAと言えば、日本ではテロ組織のイメージがあるけど、この映画ではその成り立ちが描かれ、決して単純な問題ではないことが読み取れる。宗教とイデオロギーと貧困の生活が複雑に絡み合っていることが丁寧に描かれている。U2がサンデー・ブラディ・サンデーを繰り返し歌い、紛争の犠牲となって命を落とす若者を想い嘆いていたが、その事実も忘れ去られつつある今、この作品が投げかけているメッセージは非常に重い。

そしてそのメッセージを、名もなき普通の人々と同じ位置に立った優しい視線で、ケン・ローチは坦々と綴る。兄弟愛、友情、恋、イデオロギー、貧困、歴史など様々な要素を織り込みながら、血の通ったとても切なく厳しい物語が展開される。

ケン・ローチの作品としては「大地と自由」「カルラの歌」に続く紛争ものということになるが、僕の中ではこの作品が過去最高の作品になりそうだ。いろいろなシーンが目に焼きついて離れない。一つの決心が運命を変え、イデオロギーが血の繋がった兄弟間にさえ悲劇を生む。兄弟を思い、友情も愛も感じることのできる心が、イデオロギーの雁字搦めからは逃れられない。


この作品は、イギリス人であるケン・ローチがアイルランド側の視線に立って描いたことにも意味があると思う。劇中で描かれているイギリス兵(ブラック・アンド・タンズ)の残虐さは非常にショッキングで、我々日本人の意識を変えるものにもなるかもしれない。日本人は自らこのような映画を作れるだろうか?

2006年11月12日日曜日

とにかく音楽三昧 part2

マデリン・ペルーは、前作ではまって過去のアルバムも集めたが、本作が間違いなく過去最高。
ミニマリズムを追求した傑作。

スールヴァイグ・シュレッタイエル。名前が日本人には覚えづらいがこれは掘り出しものだった。
オリジナリティをもったノルウェーのジャズボーカル。

ジョン・レジェンド。期待を裏切らない作品。
まだ2枚目なので今後も期待。

古澤巌と高橋悠治のフランク:ヴァイオリン・ソナタ。これも個人的には掘り出しもの。
これを深夜に聴くと昼間荒れた心が落ち着いていく。

キース・ジャレット。文句なし。
これはカーネギーホールで生で聴いてみたかった。




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とにかく音楽三昧 part1

エイミー・マンはいつもクールな歌声がよい。

friend 'n fellowは意外な楽曲のカヴァーで楽しい。

e.s.t.はブラッド・メルドーに続く新世代のジャズグループ。

ダイアナ・クラールは今回も落ち着く。

メルドーは貫禄さえ感じさせてくれる。
共演もの2枚ともどちらも素晴らしい。

ダーティ・ダズン・ブラス・バンドは名盤を丸ごとカヴァー。
グルーヴィーでかっこいい。

トニー・ベネット、参加アーティストが凄すぎる。
ボノ、スティング、スティービー・ワンダー、コステロ、ダイアナ・クラール
ビリー・ジョエル、エルトン・ジョンなどなど。

スティングは意表を突いた取り組みだけど、リュートとその声が見事にマッチしている。
ここ最近のアルバムよりは回転数が増えそう。

ベック。前回のアルバムからさほど時間が経っていないのにこのクオリティには脱帽。





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ビル・ヴィオラ はつゆめ

六本木で二つの美術展を観てきた。
クリーブランド美術館展とビル・ヴィオラ展、ちょうど過去と現在という対称的な展示会で、
足が疲れても退屈することはなかった。


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《ミレニアムの5天使》「旅立つ天使」2001年 
ヴィデオ・サウンド・インスタレーション



ビル・ヴィオラの作品を観て、人が感情を表現する作品は同時代的にはあまり評価されない
だろうなと感じた。表現方法が映画に似ているため、美術館という場所で観たときに違和感を
感じてしまう。個人的な感想かもしれないが。
でも面白い試みであり、「驚く者の五重奏」や「ラフト/漂流」は作品として完成度が高いと思った。

クリーブランド美術館展と較べて感じるのは、現代の作品はより感情が表に出ている事。
モネやモディリアーニ、ピカソなんかを見てると技法に長けた人達だなと思うが、そこに強い感情は
感じられない。もちろんゴッホのような作家もいるのだけど。

写真やヴィデオなどの技法がある現在とそれらがない過去を、単純に比較することはできないの
かもしれないが、芸術の果たす意味合いが変わってきているのだと思う。
過去は作家の表現したものの鑑賞に重きが置かれていたが、現在はそれにプラスして共感を
感じられるということが指標の一つに加わっているような気がする。

2006年11月4日土曜日

alva noto + ryuichi sakamoto insen

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Photo by Chris Godet


ミニマルで美しいコンサートだった。
アコースティックとエレクトリックの響きがこれほど調和するものかと感じた。
このコンサートには言葉は不釣合いだったが、最後の最後まで二人とも無言劇を演じた。
ステージの背景に映し出される幾何学的なイメージも音にマッチして、
思わず眠りに誘われそうになった。

坂本龍一のピアノだけを取り出してみると、益々憂いを帯びたというか哀しげな音に
なってきたような気がする。言い方を変えれば熟成してきたという感じだろうか。
矢野顕子のピアノが自由奔放に飛び回るのとは対称的だ。

 

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