2008年12月29日月曜日

モンブラン食べ歩き

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銀座の喫茶店みゆき館のモンブラン。
クリーミーな感じが最高。
下にあるメレンゲとクリームと栗のペースト全てが
絶妙なバランスでコラボレーション。



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表参道にあるCafe Maduのモンブラン。
タルト地のせいで質実剛健なイメージ。
栗のペーストがしっかりしている。



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ル・パティシエ・タカギのその名もチョモランマ
横浜そごうの地下で最後の一個をゲット。
これまで食べた中でも最高の一品。
栗のペーストの重厚な味わいと中のクリームのバランスが素晴らしい。
下地はなんとチョコレート。
一緒に買ったチーズケーキも美味だった。



2008年12月23日火曜日

Shine A Light

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ストーンズが好きなら観て損はない。いや、観るべきだ。

だって日本では実現しないビーコンシアターのような小さな会場での

ライブパフォーマンスを大画面で観られるのだから。

映画館なのに思わず立ち上がって手拍子がしたくなった。


ミックの65歳とは思えないダンスパフォーマンス。速くて見えない。(笑)

キースの、周りの興奮などどこ吹く風といったクールなスタイル。

最初から最後までタバコをくわえていた。

ロニーの職人的な演奏パフォーマンスは、何か安心を与えてくれる。

気さくな感じがロッド・スチュワートと一緒にやってた頃から好きだ。

チャーリーのスネアを叩く時に右手のハイハットが止まるドラミングも健在。

曲間にカメラに向かって見せてくれたふーっと息を吐くチャーミングな仕草も

ミックとは対照的で微笑ましかった。

ところどころに過去のインタビュー映像が挿入されるので、若かりし頃の

彼らを振り返ることもできる。ミックはかっこよかったんだなぁ。


落ち着いて考えてみると、スコセッシはやはり凄い。

ストーンズの魅力を余すところなく伝えている。


おくりびと

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 全編を通じて優しい空気が流れている。

 死(体)を描いている映画なのに、どこか幸せな雰囲気さえ漂わせている。

 この映画を作った人たちの死生観が見事に一致して、

 観る人たちに優しく訴えかけてくるのだと思う。

 決して押し付けがましくなく、山形の自然を

 フラッシュバックさせながら、心に染み渡らせてくれる。

 久石譲の音楽も秀逸で、チェロの響がいつまでも耳に残った。

 人の死の悲しみと尊厳が描かれた秀作だ。


 アキ・カウリスマキの映画を思い出した。

2008年12月6日土曜日

Vilhelm Hammershoi

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知る人ぞ知る、デンマークの画家ヴィルヘルム・ハンマースホイの展覧会に足を運んだ。

初めて知った画家だけど、広告や雑誌などで目にする絵に強く惹かれるものがあった。

実際に観てみると思っていたよりもバラエティに富んでいることと、

光の表現に独特の感性があることに気付いた。

特に天気雨の表現は一見の価値有り。

そして最大の特徴は彼の描いた景色(空間)に人の姿が無いのだ。

しかし人の気配や形跡のようなものは描かれている(と感じた)。

シンパシーを覚えた。

直接言葉にしたり形にしてしまうと消えてしまうものがあると思うけど、

彼は表現手法として人を消し去りそこにあった人々の心を風景の中に描きこんでいる。

自分の写真の撮り方に似ていると思った。もちろん比較できる話ではないのだが。



 

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