2008年12月23日火曜日

おくりびと

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 全編を通じて優しい空気が流れている。

 死(体)を描いている映画なのに、どこか幸せな雰囲気さえ漂わせている。

 この映画を作った人たちの死生観が見事に一致して、

 観る人たちに優しく訴えかけてくるのだと思う。

 決して押し付けがましくなく、山形の自然を

 フラッシュバックさせながら、心に染み渡らせてくれる。

 久石譲の音楽も秀逸で、チェロの響がいつまでも耳に残った。

 人の死の悲しみと尊厳が描かれた秀作だ。


 アキ・カウリスマキの映画を思い出した。

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