2007年5月5日土曜日

月とラクダの夢を見た

uri_doremifa.gif
中山うり DoReMiFa


こんな出会いはそう滅多にあるもんじゃない。
まず声がいい。そして音楽性が豊かだ。
新人だけど、ほとんど完成されている。
アコーディオンとトランペットを操る中山うり中山うり
こんな音楽に出会えるからこそ、音楽を聴き続けられるのかもしれない。

まだiTMSでしか音源が聴けない。もうじきアルバムが出るようだ。
そんな流通はまさに今の時代の音楽の証。


 iTunes Store(Japan)


************

最近買ったCDも良作が続いている。
ビョークは、普段すっかり眠ってしまっている自分の感性を、
「ほら、寝てたらつまらないじゃない」とでも言うかのようにくすぐり起こしてくれる。
ジャンルなんて言葉を持ち出すと陳腐に聞こえるだけだが、
ビョークはどんなジャンルにも属さない。ビョークという音楽なのだ。

bjok.jpg
bjork volta



************

パティ・スミス、久々のアルバムはカバーアルバム。
選曲を知った時点からかなり楽しみにしていたのだが、
想像をはるかに超える出来だ。年季が違う。
彼女はロックレジェンドを体現してきた人なのだ。
その人がいつまでも色褪せることのない名曲を歌うのだから、
そこには化学反応が発生して当然かもしれない。
それぞれの曲について本人が解説しているのだけど、それもまたいい。
ニールヤングのHelpless、ニルヴァーナのSmells Like Teen Spirit
スティーヴィー・ワンダーのPastime Paradiseが特にいい。
pati.jpg
Patti Smith twelve



************

サラ・ガザレクは、アレンジが凝っていて面白い。飽きない。
オリジナル楽曲にもキラッと光るセンスが感じられる。
まさに新世代のジャズという感じ。
歌唱力もあるし、演奏もタイトで良い。
ここにノラが持っている味わいが加わると、そこそこブレイクするのではないだろうか。
サラの方が所謂ジャズボーカルの範疇に納まるかもしれないが。
ルックスも良く、今後も非常に楽しみなアーティストだ。

sara.jpg
Sara Gazarek Yours



************

ミシェル・カミロとトマティートのコラボレーション。
心地よい緊張感のある演奏で、一度聴き始めると耳が離せない。
超絶技巧を持ち合わせた二人の魂の演奏。はっきり言って凄まじい。

spain.jpg
Michel Camilo & Tomatito  Spain


spain2.jpg
Michel Camilo & Tomatito  Spain Again


0 コメント:

コメントを投稿

 

© 2009Soulkitchen | by TNB