2007年5月27日日曜日

マルレーネ・デュマス

写真が観る側に感性を求めるものだとしたら、絵画は描く側がそれを補助してくれる表現
であることを、このマルレーネ・デュマスの作品を観て気付いた。

写真を元に人々の表情から内面を描く作業は、ベルリン天使の詩のように人種、年齢、性別を
超え、様々な人々の心に優しく触れる作業なのかもしれない。
しかし、人間の心の奥底には恐ろしい闇が潜んでいる。
マルレーネの絵を観てはっとさせられるのは、そんな闇があからさまに提示されているからだろう。

ws000016.bmp


0 コメント:

コメントを投稿

 

© 2009Soulkitchen | by TNB