2004年4月18日日曜日

Radiohead - 音の創造

Radiohead Japan Tour 2004 4/18

ロックというジャンルにおいては、最もその動向が注目されるバンド。
学生時代からCDでは聴いていたが、コンサートに足を運ぶのは今回が初めてだ。
雑誌のレポート等を読んで大体のイメージは掴めていたが、予想以上に刺激的な音の洪水に包まれた。

曲目は「O・K・コンピューター」「KID A」「アムニージアック」「ヘイル・トゥ・ザ・シーフ」の4枚のアルバムから静と動のバランスよく配置されていた。

打ち込みによるリズムやサンプリングを駆使した音を、どのように生の演奏に持ち込むのかが興味のポイントだった。
大袈裟かもしれないが究極の形がそこにあった。まさに「音の創造」が。

哀しいまでに美しい曲とデジタルを駆使した破壊的な音の洪水が交互に積み重ねられても、違和感を感じる事なく聴き手の体に響いてくる。
2時間の濃密な時間中、気を抜くための曲など一曲もなく、しかも飽きることさえなかった。
トム・ヨークが「エグジット・ミュージック」を歌うとき、会場は静まり返り、僕は不覚にも目頭を熱くした。

彼らの音楽に対する真摯な気持ちが、その音創造の才能と相まって美しく刺激的な音を創り出している。

ロックはまだ死んじゃいない。。。
そう確信できた。

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