2010年3月22日月曜日

FAKE BOOK 大橋トリオ

アルバムタイトルはFAKEだが、彼はホンモノだ。

まさかマイケル・ジャクソンの“HUMAN NATURE”をカヴァーするとは思わなかったし、
僕の大好きなトム・ウエイツの“Grapefruit Moon”をやってくれるとも思わなかった。
洋楽に慣れしたんだ耳にも自然と馴染む英語の発音と楽曲のアレンジは、これまでにないアーティストと感じる。
音の表面をなぞれば70年代のシンガーソングライターに近い存在かもしれないが、
きちんと耳を傾けるとさすがにモダンなセンスが散りばめられている。
選曲にも同世代としてのセンスを感じる。世代が違うと話しは異なってくるのかもしれないが。

勤めている会社に彼のお兄さんがいて、たまに仕事で関わることがあるのだけど、
メジャーデビューのタイミングで彼のプロモ盤をいただき、それで彼の音楽を知った。
日本語で聴かせる楽曲のセンスの良さと、日本人の心に染み入る音色に感動した。
フルアルバムもクオリティが高いと感心していたのだが、こういった何度も耳にしている楽曲を
自分の音として消化していることに、さらに驚いた。
身近な存在ということでお世辞を言っているわけではなく。


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