キース・ジャレットのソロコンサートは初めてだったが、
終了後の満足感は、2回ほど聴いたブラッド・メルドーのソロコンサートを上回った。
簡単に言ってしまえば、成熟度に一日の長があるということだろうか。
出だし、今ひとつ乗り切れない演奏に、観客の緊張も高まり、
本人も少しいらだっていた様子が伺えた。
それでも約1時間ほどの第一部の演奏が終了する頃には、すっかり演奏に惹き込まれた。
あとはキースの音世界(もちろん、うめき声も含め)が繰り広げられ、
2時間半の演奏があっという間に感じられた。
所謂手くせはあるのだけど、未だインプロビゼーションにおいて、
あれだけの独創性を発揮できることに驚嘆してしまう。
しかも、ミスタッチはほとんどないのだから。
咳を拾ってなければ、ぜひCD化して欲しいコンサートだった。
2008年5月19日月曜日
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