2008年12月23日火曜日

おくりびと

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 全編を通じて優しい空気が流れている。

 死(体)を描いている映画なのに、どこか幸せな雰囲気さえ漂わせている。

 この映画を作った人たちの死生観が見事に一致して、

 観る人たちに優しく訴えかけてくるのだと思う。

 決して押し付けがましくなく、山形の自然を

 フラッシュバックさせながら、心に染み渡らせてくれる。

 久石譲の音楽も秀逸で、チェロの響がいつまでも耳に残った。

 人の死の悲しみと尊厳が描かれた秀作だ。


 アキ・カウリスマキの映画を思い出した。

2008年12月6日土曜日

Vilhelm Hammershoi

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知る人ぞ知る、デンマークの画家ヴィルヘルム・ハンマースホイの展覧会に足を運んだ。

初めて知った画家だけど、広告や雑誌などで目にする絵に強く惹かれるものがあった。

実際に観てみると思っていたよりもバラエティに富んでいることと、

光の表現に独特の感性があることに気付いた。

特に天気雨の表現は一見の価値有り。

そして最大の特徴は彼の描いた景色(空間)に人の姿が無いのだ。

しかし人の気配や形跡のようなものは描かれている(と感じた)。

シンパシーを覚えた。

直接言葉にしたり形にしてしまうと消えてしまうものがあると思うけど、

彼は表現手法として人を消し去りそこにあった人々の心を風景の中に描きこんでいる。

自分の写真の撮り方に似ていると思った。もちろん比較できる話ではないのだが。



2008年11月10日月曜日

MINI & beer ?


すっかり虜になった愛車のコックピット。
このごつさと丸さの絶妙な感じが良い。

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運転するようになって、ランチビールが飲めなくなってしまったので、
これまで手を伸ばすことのなかったノンアルコールビールを飲むようになった。

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バクラー:ハイネケンからアルコールを抜いた感じ。まあ飲める。


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レーベンブロイ:と言っても、アルコール抜きはやはりまずい。


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ゲステル・ゴールド:うーん。。これはかなり微妙。トマトジュースのような香り。


ビールが飲みたいときは一旦家に帰ろう。

2008年11月9日日曜日

文翔館 山形

山形で生まれたにも関わらず今頃になって初めて山形の旧県庁、文翔館に足を踏み入れた。
いつも外観だけは目に留めていたが、こんなにも立派な建物だったことが意外だった。
親父は若い頃ここで働いていたというから、羨ましい限りだ。
ここなら落ち着いた心持で働けそうだ。

自分は全く逆というか、ここ数年最も新しいビルで働いているのだが、
何も嬉しくないし、働いている場所で満たされたことはない。
便利なだけじゃダメだよな。

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帰省ついでに定番の山寺にも足を運んだ。
あいにく雨が降っていたので登りはしなかったけど、
名物のこんにゃくだけはしっかり食べておいた。
山形に住んでいると、普通の食べ物なんだけど、
あれって山形でしか食べないんだよね。

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↑これは実際見てる分には何ともなかったが、写真で見ると気持ち悪い。。

2008年10月4日土曜日

My MINI Cooper


念願のMINIをゲット!
早速観音崎まで飛ばして、横須賀美術館でくつろぎ、
海沿いを気持ちよくドライブした。

それにしても高速の伸びが気持ち良い。
それに安定感も十分。


<MINI Cooper>

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<横須賀美術館>

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2008年9月8日月曜日

Across The Universe

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(C)2007RevolutionStudiosDistributionCompany,LLC.AllRightsReserved.


ジュリー・テイモアの創造力と構成力に脱帽。

そして、ビートルズの音楽はやはり素晴らしい。

こんな良質な映画が一ヶ月足らずで上映を終えてしまうのは惜しい。

エキセントリックな作品は日本人にはあまり受け入れられないのだろうか。


ビートルズ好きとしては思わずニヤリとさせられるエピソードが

たくさん散りばめられている。

カメオ出演しているBONOのはしゃぎぶりも面白かった。


これも映画の一つの形だと思う。

2008年8月24日日曜日

Stockholm

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◇森の墓地
 アスプルンドの作品。
 墓地なのでめたらやったら観光する場所ではないが、
 この大きな十字架を含め神々しい雰囲気が漂っていた。






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◇モーテン・トローツィグ・グレン
 ガムラスタンにある幅90cmの通り。
 街(島)全体が石でできた要塞のよう。






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◇ガムラスタンの街角
 迷路のように入り組んでいる。






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◇ストックホルム市立図書館
 アスプルンドの建築作品。
 こんな図書館が近くにあれば、一日中浸りたい。。






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◇フェリーからの眺め
 ストックホルムは大小の島がいくつもあって、
 バスで移動するような感覚でフェリーに乗れる。
 対岸も常にこんな感じで近くに。






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◇ニキ・ド・サンファルの作品
 シェップスホルメン島にある現代美術館の近くには、
 現代アーティストの作品が無造作(そう見える)に飾られていた。






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◇地下鉄の壁面
 日本の無機質なデザインと違い、ストックホルムの地下鉄は
 有機的なデザインが施されていた。
 これはその一つで洞窟的な壁面。






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◇ミュージックフェスタ
 ちょうど地元ミュージシャンの集まるフェスタが開催されていた。
 広場を利用して屋外で演奏しているので、無料で聴けてしまう。
 老若男女とまでいかないが、日本よりは幅広い年齢層の人が
 楽しんでいるようだった。





●その他数え切れないほど全ての写真はこちらに

 

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