シチリア!シチリア!
一言で現せば、人生讃歌の集大成的な映画だった。
トルナトーレ監督の想いがたくさん詰まっていて、
溢れんばかりの感情が随所に感じられた。
子供の頃はよく走った。世界はそれだけ広かった。
大人にからかわれて、嘘だと思ってもどこかそれを信じていた。
青年期の甘い思い出。
自分の想い描いた理想の自分像と、現実。
全部詰まっている。
当然、いつものごとく映画への愛を感じられるオマージュが盛り込まれ、
健全なエロティックシーン(笑)も用意されている。
だけど、何気ないシーンの美しさは挙げれば切りがない。
全体的にとてもテンポが良く、時間の長さを感じなかった。
監督の編集の巧さを感じるとともに、
今更ながら、それは映画という創作物にとって重要なファクターだと気付いた。
長く記憶に残る映画になったと思う。
2010年12月27日月曜日
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