2006年6月26日月曜日

ジャジーでソウルでフォーキー ~ Corinne Bailey Rae

偶々このアーティストを知ったのだが、ツボにはまった。
どこかエリカ・バドゥに似た歌唱法にソウルとジャズとポップをミックスしたような曲。
ライブではツェッペリンのカバーもこなしているところからすると、
幅広い音楽性を有しているようだ。

決して大ヒットするようなチューンはないけど、しっかりとした実力が備わっていて、
今後も聴き続けたいアーティストだ。


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2006年6月5日月曜日

ソリッドな音

パール・ジャムの新作は期待していなかった分良かった。
何かが抜けた感じがする。

プライマル・スクリーム、待ってましたこの音を。
Give Out But Don't Give Up以来のロックンロール。

エルヴィス・コステロとアラン・トゥーサンは期待通り。
Freedom For The Stallion」は感動的。

久々にどジャズを買ってみた。
テーム・マットソン、ヨーロッパ的な音が気に入った。


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2006年5月21日日曜日

うた

最近買ったCD。王道も含め歌物中心。
畠山美由紀を聴いて、久々にうたの力を感じた。


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2006年5月7日日曜日

ブロークン・フラワーズ

ジャームッシュらしい映画を久々に観たような気がした。
80年代のジャームッシュを彷彿させる。

主人公は何もしないようでいて、実はいろいろと動きまわっている。
何かが起こりそうで起きないロードムービー。
そういった表面上の流れが、カラーとモノクロの違いはあっても
「ストレンジャー・ザン・パラダイス」や「ダウン・バイ・ロー」を思い起こさせる。

昔のジャームッシュを彷彿させると言っても単に原点回帰のようなものではなく、
そこには成長というとおこがましいが、円熟というエッセンスが含まれている。
臭くなりがちな主題をそうはさせず、何も起こらない時間を有効に使って
観客を映画の中に取り込み、いつの間にか主人公の気持ちと同化させている。

映像またはストーリーとして明確な答えは出さないのだけど、それは言わずもがな。
登場人物一人一人の個性も実に生き生きとしていて、
後からじんわりとくる。その辺りが今のジャームッシュだからこそなのだろう。

ほろ苦いけど暖かい映画だ。


ブロークン・フラワーズ
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2006年5月2日火曜日

music,music,music

最近買ったCD。たまに堰を切ったようにまとめ買いするのだが、我ながら長く聴けそうなCDを
選んでいるなと。それにしてもスプリングスティーンのライブは凄い。これぞロックだ。

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2006年3月26日日曜日

ホテル・ルワンダ

決して楽しむための映画じゃないけど、観られるべき映画なのだと思った。

ルワンダでのツチ族とフツ族の抗争は報道を通じて知っていた。
その大虐殺に衝撃を受けたことも覚えている。しかしそれは
遠いアフリカの出来事に過ぎず、なぜそこまでの虐殺に発展してしまったのか
頭の片隅に疑念はよぎってもそれを深く追うことはしなかった。
この映画を観ることで報道で断片的にしか分からなかったことが
大分鮮明になり、その背景を知ることができた。

構造的にはイスラエル・パレスチナ問題に似ていて、西洋の驕った介入や
利益追求により、元々様々な民族が混在して生活していた土地に
民族アイデンティティが注入され、紛争に発展してしまったのだ。
憎しみが憎しみを生む構造に、やるせなさを感じてしまう。

主人公であるポール・ルセサバギナが、ツチ族である自分の妻や家族を救うために
意図せずに他の住民も匿っていくくだりは非常にリアルで説得力があり、
その後元々ホテルの支配人としても有能な彼が、罪の無い人々を救うために
葛藤していくくだりも、死と隣り合わせの状況下に置かれた人間の現実を切々と伝えてきた。
極限の状況下でも人は尊厳を保てるのだという勇気も与えられる。

今この瞬間の日本において、これは遠い国の話であるわけだけど、
この事実を直視して知っておくことが未来に繋がるのだと思う。


エンディングでWyclef Jeanが歌う「Million Voices」が心にずしんときた。




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2006年3月3日金曜日

閑のある生き方

「閑」という状態に身を置くときだけ、人は全体としての自分を取り戻す。


中野孝次の言葉だ。
身にしみてそう思う。

物欲や自己顕示欲に溢れている日常の中に身をおいていると、
いつの間にか「閑」に身を置くことから遠ざかってしまっている。

少し前まで、
もう少しゆっくり生きていたような気がする。
日々何かを感じる余裕をもっていたような気がする。

気付くことで、まだ救われているのかもしれない。

 

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