2004年9月27日月曜日

WEB空間における人々の心

大抵の人は、毎日閲覧するサイトが停止してしまうと、何かやりきれないような複雑な気持ちになるのではないだろうか?WEBサイトを運営する側にいる自分も1ユーザーとして、その気持ちは良く分る。10年前に、現在のインターネットの日常への浸透や、それに依存さえしてしまう人が現れてくることを予想できたのは、ほんのわずかの人達だけだろう。

今回、このブログサービスが図らずもリニューアル時のミスを犯し、恐らく多くの人が不満を募らせているとは思うのだけど、冷静に考えてみて、数日アクセスできないことが果してどれだけ重大なことなのだろうか?僕にはそれほど重大な事には思えない。目くじらを立ててまで怒ることなのだろうか?日常の中にもっと注意を向けるべき大切な事が潜んでいたりしないのだろうか?もちろん、サービスを提供する側は反省しなければならないし、それなりの説明も必要だと思う。しかし、それほど重大な事とはどうしても思えない。

まるでWEBの網の目に囚われてしまったかのように、WEBに依存してしまう人達がいる。確かに、誰にも邪魔されずに匿名のまま世界を縦横無尽に闊歩できるわけだから、こんなに魅力的な世界はないのかもしれない。でもそこに落とし穴があるわけで、弱い心を持った人間は一度そこにはまり込んでしまうと、いろいろな場面において強さを求められる、叉は強さが必要とされる現実の世界から逃避してしまうのではないだろうか?

このWEBの世界を生業としながらも、僕は常にそんな懐疑心を捨てられない。
ならば、提供する側がWEB空間の歩き方を提案していくべきなのではないだろうか?
落とし穴に落ちてしまわない歩き方を。

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