2004年12月25日土曜日

イブは隠れ家で

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イブの夜、会社を出たら下界はすごいことになっていた。(笑)
デートスポットに会社があるのがいけないんだろうな。

久々に行きつけのベルギービールバーに行くと、客もなくひっそりとしていて
ほっと胸を撫で下ろすことができた。二人で過ごすのはこういう場所でなくては。
今回飲んだ「レフ・ヴィエイユ・キュヴェ」(写真左から二番目)は、
奇麗なルビー色と華やかな香りがしてまるでカクテルのような味わいで気に入った。
それから「モワネット・ブロンド」(写真左端)は、コクといい香りといい、
これまで飲んだ中でも一番のお気に入りになった。これは旨い!


この店は、それぞれのビール専用のグラスでサーブしてくれるのだけど、
行くたびに押してくれるスタンプがたまると、グラスを貰えてしまうのだ。


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店を出る前に大声で叫ぶ人たちが入ってきて騒がしくなったのだけど、
ビールを味わうつもりのない人には不向きな店だと言っておこう。

2004年12月19日日曜日

Unos! dos! tres! catorce!

U2のニューアルバム冒頭を飾る「Vertigo」はiPodのCMでもすっかり
お馴染みになったけど、実はあのスペイン語のカウントにはある意味が
込められているらしい。

Unosにはスペイン語でaboutの意味があることから、dosは旧約聖書の2番目の
書である「出エジプト記」を指し、その中の第3章第14節を指し示しているという話だ。
確かに、Unos=1、dos=2、tres=3、catorce=14、という不自然なカウントには
その意味が込められている事を臭わせる節がある。12曲目には「Yahweh」が
出てくるのだから意図的なことだろう。前作のアルバムジャケットにも「エレミア書」
33章3節が引用されていた。U2はキリスト教を意識しつつ音楽を創っているのだ。


下に載せた本では、牧師でありながらポップミュージックに心酔している著者が、
宗教的な視点からU2の足跡を辿り、主としてボノの心情を解き明かしていく。
これを読まずしてU2ファンを名乗るなかれと言える力作だと思う。
スピリチュアルな視点から彼等の言動を振り返れば、これまで奇異に思われた事も
パズルを組み合わせるように理解できるはず。
彼等の一貫した熱い心は、変わらぬまま今に至っている。

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WALK ON The Spritual Journey of U2 ~魂の歌を求めて~


ハウルの動く城

これを観て、宮崎駿監督はある意味迷ってるのかなと感じた。
いつもながらコンセプトには期待させるものを感じるのだけど、伝えたい事がぼやけている。
製作に注力し過ぎて、焦点がぼやけてしまうのだろうか?

大人のためのアニメなのか、子供のためのアニメなのか。。
中途半端なところでうろついている印象を受けるのは僕だけだろうか?
ここ数作毎回それを感じてしまう。
それはもしかしたら、エンディングの持っていき方によっても
大分変わるような気もするけど。

とは言え、空を飛ぶときの浮遊感や、脇役のキャラ等宮崎映画ならではの
ものは味わえたかな。

 

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