2004年10月24日日曜日

Achtung Baby - 1991 -

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Achtung Baby


現在に至るU2の歴史の中で最も衝撃的なアルバム。
モノクロのトーンに常にしかめっ面だったボノが、ハイトーンでセクシーな歌声を身に付け、微笑みながら歌う姿を誰が想像しただろうか?

ボノの歌唱法はそれまでの命を絞り出すような叫びと明らかに異なり、色気を帯びたものとなり、エッジのギターはそれまでにないうねりを持ち、アダムとラリーのリズムセクションはダンサンブルなリズムを大胆に取り入れ、バンドにおける存在感を増している。
全編を通して、ボノの歌声は何かに取り付かれたかのように妖しく響きわたるのだが、インタビューに答えて「歌を唄う喜びを初めて感じた」と語っている通り、その程度に差はあれ、聴き手を陶酔へと導く。

このアルバムに収録されている「One」はU2の数々の名曲の中でも、最も人気の高い曲だ。
ここからU2の新しい音楽の旅が始まった。

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