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Photo by Chris Godet
ミニマルで美しいコンサートだった。
アコースティックとエレクトリックの響きがこれほど調和するものかと感じた。
このコンサートには言葉は不釣合いだったが、最後の最後まで二人とも無言劇を演じた。
ステージの背景に映し出される幾何学的なイメージも音にマッチして、
思わず眠りに誘われそうになった。
坂本龍一のピアノだけを取り出してみると、益々憂いを帯びたというか哀しげな音に
なってきたような気がする。言い方を変えれば熟成してきたという感じだろうか。
矢野顕子のピアノが自由奔放に飛び回るのとは対称的だ。
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