2008年5月19日月曜日

Keith Jarrett Solo 2008 at Bunkamura Orchard Hall

キース・ジャレットのソロコンサートは初めてだったが、

終了後の満足感は、2回ほど聴いたブラッド・メルドーのソロコンサートを上回った。

簡単に言ってしまえば、成熟度に一日の長があるということだろうか。


出だし、今ひとつ乗り切れない演奏に、観客の緊張も高まり、

本人も少しいらだっていた様子が伺えた。

それでも約1時間ほどの第一部の演奏が終了する頃には、すっかり演奏に惹き込まれた。

あとはキースの音世界(もちろん、うめき声も含め)が繰り広げられ、

2時間半の演奏があっという間に感じられた。


所謂手くせはあるのだけど、未だインプロビゼーションにおいて、

あれだけの独創性を発揮できることに驚嘆してしまう。

しかも、ミスタッチはほとんどないのだから。


咳を拾ってなければ、ぜひCD化して欲しいコンサートだった。

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