2004年12月19日日曜日

Unos! dos! tres! catorce!

U2のニューアルバム冒頭を飾る「Vertigo」はiPodのCMでもすっかり
お馴染みになったけど、実はあのスペイン語のカウントにはある意味が
込められているらしい。

Unosにはスペイン語でaboutの意味があることから、dosは旧約聖書の2番目の
書である「出エジプト記」を指し、その中の第3章第14節を指し示しているという話だ。
確かに、Unos=1、dos=2、tres=3、catorce=14、という不自然なカウントには
その意味が込められている事を臭わせる節がある。12曲目には「Yahweh」が
出てくるのだから意図的なことだろう。前作のアルバムジャケットにも「エレミア書」
33章3節が引用されていた。U2はキリスト教を意識しつつ音楽を創っているのだ。


下に載せた本では、牧師でありながらポップミュージックに心酔している著者が、
宗教的な視点からU2の足跡を辿り、主としてボノの心情を解き明かしていく。
これを読まずしてU2ファンを名乗るなかれと言える力作だと思う。
スピリチュアルな視点から彼等の言動を振り返れば、これまで奇異に思われた事も
パズルを組み合わせるように理解できるはず。
彼等の一貫した熱い心は、変わらぬまま今に至っている。

u2book.jpg

WALK ON The Spritual Journey of U2 ~魂の歌を求めて~


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