Eストリート・バンドのキーボード奏者ダニー・フェデリチが亡くなった。
スプリングスティーンの音楽との出会いから18年、
振り返れば、彼のオルガンは他のメンバーの音と共にEストリート・バンドの
外せない絶対的な要素として鳴っていた。
1988年にスプリングスティーンがEストリート・バンドの解散を発表したとき、
喪失感と共に、スプリングスティーンはもう終わったのだと勝手に思い込んだものだった。
でもそれと共にいつか復活するだろうという根拠のない予感もあり、
それは絶対的な喪失感ではなかったし、実際その後再び音を聴くことができた。
今回の喪失感は、そんなものとは質が違う。
もう永遠にEストリート・バンドの“今”の音を聴くことができない。
ダニーのいないEストリート・バンドは、ジョン・ボーナムのいないツェッペリンなど
存在しなのと同様にEストリート・バンドとは呼べないのだ。
"Danny and I worked together for 40 years - he was the most wonderfully fluid keyboard player
and a pure natural musician.I loved him very much...we grew up together."
—Bruce Springsteen
Garry Tallent, Roy Bittan, Max Weinberg, Clarence Clemons, Brues Springsteen, Steve Van Zandt, Danny Federici.